昨年の4月に友人が贈ってくれた、胡蝶蘭。

支柱で綺麗に形作られて、お見事。
⬇ 5月の末には蕾も全て開いて、満開。

残念ながら、私は今まで胡蝶蘭の年越しに一度も成功した事が有りません。
理由も考えず、高級なお花は育てるのが難しいのね、、と納得していました。
でも、ガーデニングを始めて数年。
お花に合った育て方をすれば、必ず蘇るという自信を持てた事に、我ながら感心。
ネットで検索すれば、すぐに出て来る、胡蝶蘭のあれこれ。
その結果、水やりの頻度に問題があった事に気付きました。
お花は、お水が大好きと思い込み、根腐れしないように気を付けながら、せっせと水やり。
でも本当は、胡蝶蘭は、お水が好きではなかった。
⬇ 自生する原種の胡蝶蘭は、大きな木の幹に、着生して根を張り、古代より生きて来たのです。

昨年、花が終わって、根の周りの水苔を取りかえて、半年。
⬇ わぁ! 芽が出てきました!

⬇ 咲きました。 満開です!

昨年と同じ、3本。
少しショボイけど、初めて年越しに成功。
支柱のカーブをしっかり付けようと試みたけれど、ポキンと折れそうで勇気が出ませんでした。
手作り感、満載!
すっかり自信を持った、私。
そこで今年は、HOW TO をご披露。
⬇ これは今年、最後の最後に残ったお花。

⬇ そのお花も終わり。

苗鉢は小さいけれど、大丈夫。
普通は、この一鉢に、苗が一つで、花茎が一本付きます。
植え替えに必要なのは、水苔。
⬇ 乾燥水苔を、用意します。

⬇ 一晩水に漬けます。

水苔は、安価な物から色々有りますが、乾燥不足でカビが生えてるものは、購入しないように注意しましょう。
水に漬けると膨らんで増量しますが、ギュギュッと鉢に詰め込むので、結構量が必要です。
足りなくなっても、又、次の日に足す事も出来るので、大丈夫。
水苔の準備が出来たら、あとは詰めるだけ。
⬇ 苗をプラスティックから出して、枯れてしぼんだ根を除きます。

真ん中のお腹に、水苔を一杯詰めて、外側と首の周りも水苔で巻き、プラスティック容器に戻します。
鉢の底は、空気が通りやすいように、フワッとしておくのがポイント。

⬇ 3鉢すべての植え替えが終わりました。

⬇ 先に植え替えた2鉢からは、もう新しい根が出て来ています。

水苔はたっぷりのお水を吸い込んでいるので、当分水やりナシ。
置き場は一年中同じ所。
木の幹に根を張るくらいだから、環境は変えない方が良いような気がします。
大きな窓から2mくらい離れた、明るい所が、この子の居場所。
水やりは、夏なら週1回。
冬は、2週に1回くらい。
目安は、上から触って、水苔が乾いていたら、たっぷりあげます。
私は、水やりの時、鉢を台所のシンクに持って行って、蛇口から、ジャボジャボ流します。
中の水が古くなると、カビが生えやすくなるので、水苔を洗うようなつもりで流します。
考えてみれば、胡蝶蘭は、ものぐさ者の私にビッタリ。
水やりもテキトー。
肥料もほとんど要らない。
そして何と言っても花期が長い。
今年の3月の半ばからポツポツ咲き出し、最後の花が散ったのは、8月25日。
足かけ6ヶ月。 実に半年ですよ?
全く、コスパの良い花です。
来年は、少し勇気を出して、形良く支柱に沿わしてみたいな。
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