ヴェネチアングラス・・ガラスの虫たち

私は、珍しいものを見ると、すぐに夢中になり手に入れたくなる困った性格。

自分で言うのも変ですが、全く切りがありません。

このベネチアンガラスの虫達も、その一つ。

最初の出逢いは銀座和光。

アリや、てんとう虫がリアルで面白くて家族買いしてしまいました。

例えば、親子アリで 小さい方の子供アリは、約1㎝。

どれだけ繊細に出来ているかおわかりでしょうか?

残念なことに、最近は和光でも常設のショーケースは無くなってしまいました。

小樽の北一ヴェネツィア美術館には、沢山のガラスの虫達や、魚、動物など展示してあり、ショップで買えるものも有ります。

私は、基本的には購入するものは虫に特化していますが、この前、どうしても欲しくなって、卵を守るハチドリを買ってきてしまいました。

本当のハチドリを見たのは、バンクーバーで、一度きり。宿泊先の植木に蜜を吸いに来たのです。

初めてだったので、面白い動きをする蝶々だわ? と思い目を凝らすと 鳥❗

本当に小さくて、可愛かったのです。

北一ヴェネツィア美術館のショップでこれを見て、その時の感激が甦り、我慢できませんでした。

更に、これらは、全て実物大である事に驚かされます。デフォルメせず、限りなく実物に近いのです。

ヴェネツィアに行った時も、作家さんのアトリエまで押し掛けて、何点か持って帰りましたが、ガラス細工の何倍もの箱に、緩衝材として綿を入れて、ふわっと持ち帰ります。

↑ これは長ぁい脚に惹かれてはるばる、ベニスから持ってきたのですが、虫に詳しい友人によると、ガガンボという蚊の種類だという事です。

足は糸のように細く、少し息を吹きかけただけで、ゆらゆらと震えるように動くのです。

今は、ヴェネツィアの作家の数も減ってしまい、日本でも滅多に見る事が出来なくなってしまいました。

私のコレクションも、貴重なものになりつつあります。