フェザーワイン

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、これは 発酵途中のワインの事。

ドイツに留学経験のある友達と旅行に行った時に、 その友達に薦められて初めて飲みました。

ドイツ語では フェーダーヴァイサー と言いますが、フェーダーとは 羽の事なので、 英語ではフェザーワインとなります。

ドイツでは、8月〜11月頃、スーパーマーケットにも置いてあります。

でも、発酵途中なので栓が甘く、不良品だと思って、店員さんに “栓が開いてる” って言ったら、” 栓を締めたら爆発するから気をつけて” と言われてしまいました。

発酵中なので、どんどん二酸化炭素が生成されているのです。

ブドウの糖分が酵母で分解されて、二酸化炭素とアルコールが生成され、さっぱりした甘みの炭酸入りワインとなるのです。

更に発酵が進むと糖分が無くなって、辛口のワインができるわけ。

この、発酵途中のワインが飲みたくて、ドイツ旅行は必ず秋にしてたくらいです。

最近の私の “マイ・ブーム” が、 この フェザーワイン。

自分で作れることを知ってからは、もう 何回も作っています。

今やネットで簡単にワイン酵母が手に入るようになりました。

因みに、 日本では アルコール度が 1%以上のお酒は許可なく製造する事は禁止されているので、その事は一応頭に入れておいて下さいね? 1% 未満なら OK です。

さて、作り方は至ってシンプル。

ブドウジュースに、ワイン酵母を入れて、発酵させるだけ。

私は、保存剤の入っていない 100% ブドウジュースかリンゴジュースを使います。 濃縮還元の物でも大丈夫。

2L のペットボトルの容器に、ジュースを 1L 位。

ジュースは 発酵を助けるために、少し糖分を加えた方が良いかもしれせん。 1L に 砂糖 大さじ3杯くらい。

出来たら早目に飲み切る方が良いので、 飲める分だけ作りましょう。

室温にしたジュースを ペットボトルに入れて、人肌のお湯で戻した酵母を加えて 準備 OK。

私は、Amazon で 好きなワイン酵母を取り寄せます。

一袋 5g 入りなので、一回分は 1g 位。(湿気を嫌うので、残りは真空パック・・2018年8月7日ブログ参照)

数時間すると 少しづつ プクプクと発酵して来ます。

そのまま、1日〜3日 室温で発酵させます。 試飲して 好みの度合いになったら、 完成。

その後、蓋に隙間を持たせて冷やすか、 キッチリ蓋をして冷やすかで、炭酸の度合いが違って来ます。

酵母は生きていて、発酵は 進んでいるので パンクさせないように注意して下さいね。

私は キッチリ蓋をして 1日 冷蔵庫に入れて冷やします。 こうすると炭酸の強目のワインに仕上がります。

サッパリして、ほんのり甘味も有るので、あっと言う間に無くなってしまいますよ?

参考までに、 写真でペットボトルの上に付けているのは エアロックという物で、発酵中に雑菌が入るのを防ぎながら、発生する二酸化炭素を逃す物です。 無くても、大丈夫です。

それでは、ジュースの種類や発酵の度合い等、色々試して、あなたのオリジナル・ハウスワインを楽しんで?